
在福岡カンボジア王国名誉領事館は、マリンメッセで開催された「アジア太平洋フェスティバル2010」(9月18~20日)に参加しました。カンボジアから、古代舞踊のアプサラ少女ダンサーズを招請し、オフィシャル・ブースを開設。ブースでは、美しく着飾ったカンボジア少女たちとのツーショット撮影会や、超格安のカンボジアシルク衣料品などの販売を行いました。アンコールワットなど世界遺産の素晴らしい写真を展示したほか、カンボジア名誉領事館特製の携帯ストラッププレゼントなど、楽しい企画もあり、期間中多くの方に来て頂きました。ありがとうございました。
昨年、大変な人気を集めたアプサラ少女ダンサーズが、今回も来福。「アプサラ」はクメール文化の宮廷舞踊で、神秘的に踊る天女の舞です。今回来福したのは、半田名誉領事が支援している「未来の光孤児院」(プノンペン)の女子高生や中学生。メーンステージで上演するほか、パサージュ広場やキャナルシティでも舞いました。ご声援ありがとうございました。
カンボジア王国ブースには、今回来日したアプサラ少女ダンサーたちと一緒に記念写真が撮れる専用スペースを設けました。もちろん無料です。金細工やシルクをまとった美しい少女たちと一緒の記念写真が大好評でした。
カンボジアには、様々な事情で親を失いながらも、懸命に生きている少年少女がたくさんいます。今回参加するアプサラ少女ダンサーの女の子たちも、皆、親がいません。同じ境遇の仲間たち300人と一緒に、孤児院で明日を夢見て暮らしています。あたたかな義援金ありがとうございました。寄付いただいた方には、特製の平和祈念携帯ストラップを差し上げました。
昨年同様、カンボジア王国から、直接買い付けたり、手作りしたカンボジアシルクの衣料品や日用雑貨、財布やストラップなどを大量に用意しました。昨年同様、会期2日目で大半が売り切れてしまい、ご迷惑をおかけしました。来年はさらに拡充します。
在福岡カンボジア王国名誉領事館は、今年も九州エリアの大学生から選抜した5人の「遊学生」をカンボジアに派遣しました。カンボジアを自分の目で見て、九州との国際交流を考える「半田スカラシップ カンボジア遊学生」第2期生の報告をパネル展示しました。大学生が孤児院や大学等で感じたレポートは、読む人の胸を打ったことでしょう。第3期生募集時は、ぜひあなたも応募してください。
在福岡カンボジア王国名誉領事館の半田晴久名誉領事は、10数年にわたって、「アジアの最貧国」カンボジアを支援してきました。心身のケアをする24時間無料の病院建設。未来を担う頭脳集団を育てるカンボジア大学の創設。親を失った子供達を救う未来の光孤児院支援。そのほか、内戦で夫を亡くした女性や、収入の道がないお年寄りらの支援。ラジオ、テレビ放送局の建設など、活動は多岐にわたります。
福岡市在住の、日本写真芸術学会会員である小川穣さんが撮影した渾身のカンボジア写真パネルを展示しました。夕陽に浮かび上がる漆黒のアンコールワット、きらびやかなアプサラダンサー、古代の息づかいが聞こえてきそうな遺跡。どの写真も、クメール文化の素晴らしさ、これを誇りに思っているカンボジアの人々の気持ちが伝わってきました。 また、九州産業大学の学生たちが撮影した、若者らしい切り口の写真も多数展示しました。
カンボジア料理はなじみが薄いかもしれませんが、食材の素晴らしさ、クメール文化のもとで培った繊細な調理法やデリケートな味わいがあり、一度食べたらやみつきになります。九州にはアジア料理を食べさせる店はかなり増えてきましたが、カンボジア料理専門店はありませんので、この機会に試食された方は、暖かい手作り感に、きっとご満足いただけたと思います。